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特別対談 ~阪神・淡路大震災、発生から20年を迎えて~

防災、減災、生活再建 3つの心構えで暮らしを守る 対談:危機管理アドバイザー 国崎信江氏 北淡震災記念公園 野島断層保存館 副館長 米山正幸氏

震災の脅威は、決して風化させてはいけません。危機管理アドバイザーの国崎信江氏と、阪神・淡路大震災の被災者で、北淡震災記念公園 野島断層保存館 副館長(当時)を務める米山正幸氏を迎え、防災、減災、生活再建、3つの観点から、私たちが必要な備えについて改めて紐解きます。(対談日:2014年12月4日)

減災

日頃から訓練をしておくことで、いざというときの被害を減らせる

国崎 2014年を振り返ってみても、2月の山梨の豪雪、8月の広島の豪雨による土砂災害、9月の長野の御嶽山噴火、11月の長野県北部地震と、本当に多様な災害に苦しめられました。

米山 自然災害を完全に断ち切ることはできません。だから、少しでも被害を減らすことを目指す「減災」という考え方が重要になってきます。
 減災のために何が必要かというと、意識を持ち続けることと、訓練を繰り返すことだと考えています。意識を持ち続けるために、どんな些細なことでもいいので、災害のことを考える機会を数多くつくってほしいと思います。そして、マンネリと言われようが、繰り返し訓練を行ってほしい。顔を合わせる機会をつくって地域の人たちの様子を確認するだけでも、「いざというときに助けが必要そうな人」が分かりますから、それも立派な訓練だと思うんです。

国崎 やはり日頃のコミュニケーションが、いざというときの支え合い、助け合いの大きな力になるんですよね。ある大学の調査によれば、阪神・淡路大震災で瓦礫の下から救出された人の約8割が、家族や近所の人によって助け出されたのだそうです。

ポートアイランドから長田・兵庫方面を望む
(神戸市中央区/1995年1月17日)
出典:神戸市提供 阪神・淡路大震災「1.17の記録」より

米山 まずは自分の命は自分で守ることが大事ですが、次に大事なのは、「自分たちの地域は自分たちで守る」という地域の力です。地域を守るということは、ひいては自分自身を守ることになるのですから、そこを充分に理解して〝災害に強い地域づくり〞についても意識を持ってほしいと思います。

国崎 いつ自分が助けられる側になるか、あるいは、いつ自分の家族が助けてもらうことになるかわかりませんから、地域や職場といった単位で意識の向上に取り組んでいただきたいですよね。

鷹取商店街(神戸市長田区/1995年1月18日)
出典:神戸市提供 阪神・淡路大震災「1.17の記録」より