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~東京マラソン2014 大会当日(2月23日)~
東京マラソン2014 出場ランナー(一部) レースレポート

東京マラソン2014、いよいよ大会本番当日。
それぞれの想いを胸に走る6名のランナーを密着取材。

東京マラソン2014に協賛する全労済から、ランナーの皆さんへのエールとして昨年からスタートした「東京マラソン2014 チャレンジプロジェクト」。いよいよ大会本番を迎えました。プロジェクトに参加したのは、出場動機も目標タイムも年齢もそれぞれ違うランナーの皆さん。この日のためにプロのコーチが考案したオリジナルのトレーニングメニューを実践してきた、6名のランナーの勇姿をお届けします。6名のランナーは、東京都庁からフィニッシュの東京ビッグサイトまでの42.195㎞をどんな想いで走ったのか。そしてフィニッシュ後にどんな感想を抱いたのか。7つの地点ごとのレポートをお届けします。

※ 50音順

元気を取り戻させてくれたマラソンに感謝をしながら走りたい!

  • 金子 和彦さん
  • 目標タイム:6時間00分00秒

傷めた脚で果敢にチャレンジ。数々の難所を乗り越え、なるか完走!?

  • 田川 順一さん
  • 目標タイム:2時間58分00秒

昔の自分を取り戻すために、目標は高く、初マラソン「3時間切り」!

  • 滝澤 秀幸さん
  • 目標タイム:2時間59分59秒

マラソン人生の集大成!沿道の応援に感謝しながら走る!

  • 千葉 敬寿さん
  • 目標タイム:5時間59分59秒

難病を支えてくれた多くの人へ感謝の気持ちを力に変えて!

  • 西方 大作さん
  • 目標タイム:5時間00分00秒

「絶対に歩かない!」強い気持ちで仲間への感謝を忘れず走りきりたい!

  • 渡邉 仁さん
  • 目標タイム:4時間30分00秒

レースレポートMOVIE

「東京マラソン2014 チャレンジプロジェクト」参加ランナーから、6名の42.195㎞を密着取材。レース中の様子やフィニッシュ後のコメントまでをムービーでお楽しみください。

東京マラソン2014 レースレポート

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※ ネットタイムで記載しています。

0km:スタート地点(東京都庁前)

2014年2月23日(日)、9時10分。号砲が鳴り響き、ついに東京マラソン2014がスタート! 約3万6000人のランナーたちが、フィニッシュの東京ビッグサイトを目指して走り出しました。
ものすごい数の人、人、人。後方からスタートすると、なかなか進みづらいこともあって、スタートライン地点に到達するまでに20分以上かかる人もいるほどです。

約10km:御成門、増上寺

真っ先にやってきたのは滝澤さん。10km地点でのタイムは40分39秒。1kmあたり約4分ペースで、軽快に飛ばします。
田川さんは撮影隊に気づき、両手で声援に応えてくれました。傷めたアキレス腱の様子が気になりますが、序盤は大丈夫そう。右隣で走っているのは伴走の上廣さんです。

約15km:折り返し地点(品川)

おっ、滝澤さん、気づいてくれた!? サングラス越しではわかりませんが、まだまだ余裕がありそうです。右の黒いウェアは伴走の松村さん。
またしても大きく手を振ってくれた田川さん。折り返したあともずっとこちらの呼びかけに応えてくれていました。田川さんの15km地点の通過タイムは1時間8分11秒です。
渡邉さんの登場! 両手にピースで好調ぶりをアピール。颯爽と駆け抜けていきました。15km地点の通過タイムは1時間26分53秒。伴走するのは紅一点の大平コーチです。
朗らかな表情の西方さん。ガッツポーズしたその右手には、骨髄バンク・サポーターの証が! 伴走の西田コーチと共に、15km地点を1時間46分28秒で通過していきました。

約19km:御成門

10km地点の御成門の反対車線側が約19km地点。滝澤さんを撮影することに成功しました。しっかりとした足取りで、カッコイイ! もうすぐ半分、頑張れ!
田川さんとハイターッチ! 約20kmも走っているのにこの余裕ぶりはさすが。笑顔がまぶしいです。

約28km:浅草雷門

約28km地点に、浅草寺の雷門があります。もともと東京屈指の観光地とあって、もっとも沿道の応援者数が多いスポットのひとつでもあります。雷門を通過して右に曲がると、東京スカイツリー®が前方に見えます。

約37km:佃大橋

約37km地点の佃大橋。約1km先の東雲橋などとあわせて通称「橋地獄」と呼ばれ、西田コーチも難所のひとつとして挙げています。レース終盤、しかも橋のアーチの勾配が、大きな負荷となってランナーたちの脚に襲いかかります。

約38km:東雲

フィニッシュまでわずかとなった滝澤さん。35km地点での通過タイムは2時間24分7秒でしたので、目標のサブスリーまでギリギリのライン! 伴走の松村さんも滝澤さんを鼓舞します。口を開けて苦しそうですが、ファイト!
以前走った東京マラソンでは、35km地点で脚が止まってしまったという渡邉さん。今回は約38km地点の東雲橋でも力強い走りを見せてくれました。
通り過ぎようとしたそのとき、何とか気づいてくださった金子さん。35km地点の通過タイムは4時間20分14秒。右は伴走の布施さんです。
ダブルピースで声援に応えてくださった千葉さん。まだまだ元気、74歳! 笑顔のなんとまぶしいこと! うしろに走っている黒いウェアは伴走の原田さんです。

約42km:フィニッシュ手前

フィニッシュ地点に入る最後のカーブ。まだまだ元気そうな西方さん。伴走の西田コーチも弾けるような笑顔!
金子さんも、あと少し! 右にいるのは金子さんの義理のお兄さんの岡田さん。お2人仲良くフィニッシュできそうです!

42.195km:フィニッシュ地点(東京ビッグサイト)

最後までペースを守った滝澤さん。苦しみに耐え、なんと2時間55分15秒でフィニッシュ。見事にサブスリーを達成しました。伴走の松村さんと手を取り合ってフィニッシュする姿に思わずジーンときました。
続いては田川さん。フィニッシュタイムは3時間16分35秒。とてもアキレス腱を傷めていたとは思えない素晴らしいタイムです。感動をありがとうございました!
さすがに少し苦しそうな渡邉さん。それでも目標タイムの4時間30分を大幅に上回る、4時間5分23秒でフィニッシュ! 66歳とは思えない健脚ぶりでした。リベンジ成功、本当におめでとうございます。
その右手の握り拳に、走れる喜びをグッと込めて力走してくださった西方さん。いつもやさしいほほえみを携え、見る者に勇気を与えてくれました。タイムは4時間50分45秒、見事です。
レースを振り返りながらでしょうか、伴走の布施さんと話しながらフィニッシュを迎えた金子さん。表情はまだまだ余裕そう。タイムは5時間11分38秒でした。
元気に帰ってきてくれた千葉さん。なんと嬉しそうな表情でしょう。タイムは5時間56分23秒。千葉さん、見事に目標クリアです。お疲れ様でした!!
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「東京マラソン2014」を振り返って

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※ 50音順 ※ フィニッシュタイムはネットタイムで記載しています。

「3時間を切る」、「絶対に完走する」、「楽しみながら走る」etc…。それぞれ違った目標を胸にゴールを目指した6名のランナーにフィニッシュ後の感想をたっぷり伺います。

フィニッシュタイム:5時間11分38秒
  • 金子 和彦さん
  • 目標タイム:6時間00分00秒

初めて一定のペースでフルマラソンを完走。
今後のマラソン人生につながる貴重な体験に

 一度でいいから走ってみたいと思っていた東京マラソン。東京見物を楽しみながら走って、満喫できました。増上寺や東京スカイツリー®を背景に収めて記念撮影するときは、伴走の布施さんが快くシャッターボタンを押してくれました。
 とにかく楽しんで走ろうと考えていたので、目標タイムを6時間に設定。布施さんが「7分/kmでいきましょう」と、うまくペースをつくってくれたおかげで、スタートからフィニッシュまでだいたい一定のペースで走れました。これは、16年のマラソン歴の中で初めてのこと。「マラソンとはこういう走り方をするのだ」と、今後につながる体験をさせてもらいました。

応援に駆けつけた沿道の家族とハイタッチ。
東京の街にも、いつになくなじむことができた

 新潟県から家族も応援に駆けつけてくれました。東京に住んでいる次男がスマートフォンで経路を調べながら、みんなで地下鉄を乗り継いで移動。走っているときに「次は○○にいるよ」とスマホへ連絡が来て、合計で4〜5回は沿道にいる家族と会いました。移動の途中で名物のラーメンを食べたり土産物を買ったりしていたそうで、感動を通り越して「そんなに頑張って移動しなくてもいいのに」と、ちょっと心配になりました。
 以前、東京に来たときは人込みに圧倒されて、非常にアウェーな感覚がありました。ところが、今回はなぜかよその街へ行ったという気がせず、いつの間にかなじんでいる自分がいました。妻もまったく同じことを感じていたそうです。おそらく息子が東京に住んでいるせいで、私たちの意識が昔とは違っていたのかなというのが、妻と私の結論です。

この東京マラソンが、私のターニングポイントになりそう。
これからも目標に向かって走っていきます!

 今回の東京マラソンは、地元のランニングクラブの仲間に出場経験者がいたおかげで、いろいろ情報をもらいました。難所の橋のこと、風の影響を受けること、とにかく寒いということ。おかげで事前に準備をしっかりでき、万全の体制で臨むことができました。仲間に感謝です! 35km地点を過ぎてからフィニッシュまでは、足の疲労感がけっこうあったのですが息は苦しくなく、気持ちよく走れました。フィニッシュしたときには、まだあと10kmぐらい走り続けたいと思ったほどです。一定のペースで走り続けた体験を通して、自分の走りのベースのようなものができ、55歳にしてマラソン人生のターニングポイントを迎えたように感じます。
 ゆくゆくは、サブスリー(3時間切り)を目指しています。また、20年後の目標は、今1歳の孫と一緒にマラソンに出場して完走すること。もうひとつ、私は第1回から長野マラソンに連続出場していて、今度で16回目。このまま連続出場していけば、80歳でちょうど40回目になります。それを無事に完走して、有終の美を飾りたいですね!

フィニッシュタイム:3時間16分35秒
  • 田川 順一さん
  • 目標タイム:2時間58分00秒

大会を目前に控えてアキレス腱を負傷。
せっかくのトレーニングメニューもこなせず……

 東京マラソンを6週間後に控えた1月中旬、下り坂でスピードを上げて走る練習をしていたときに、アキレス腱を傷めてしまいました。翌日にハーフマラソンの大会があり、「ハーフだから大丈夫だろう」と考えて出場。それで悪化させてしまい、なかなか治りませんでした。
 そのため、西田コーチが組んでくれたトレーニングメニューも、痛くてほとんどこなすことができず……。接骨院や病院に通ってケアしながら練習量を抑え、完走することを目標にして本番に臨みました。結果、なんとか完走できましたが、その後1週間経っても足の腫れが引かず、くるぶしがなくなってしまったかのような腫れ方になっていました。

25km地点あたりから足が痛みだしたものの、
伴走コーチのアドバイスにしたがって乗り切った

 当日は25kmを過ぎた地点から足が痛み始めたので、走り方を切り替えました。伴走の上廣さんがスタート前にアドバイスしてくれたように、いつもの“蹴る走り方”ではなく、太ももとお尻の筋肉を使って前に前に足を置いていくような走り方に。それを実践したところ、30km地点では痛みが半減していました。35kmを過ぎてからは難所で有名な橋がいくつか現われてきましたが、そこは大した問題もなくクリア。ところが、フィニッシュ前1kmで足が悲鳴を上げ始めました。
 妻がフィニッシュ前200m地点で応援してくれていたそうなのですが、人がいっぱいだったせいもあり、全然気がつきませんでした。結果は、3時間16分35秒。「その足でよくそんなタイムが出たね」と言われました。妻には、私が走るときはいつも応援に来てくれるので非常に感謝しています。それに、ランニングサークルで苦しい練習を一緒にしているメンバーにも感謝しています。

東京マラソンはとにかく楽しい大会。
今後は足を治し、地元近くのマラソン大会に出場したい!

 振り返ると、東京マラソンはとても楽しい大会でした。途切れることのない沿道の声援。思い思いの仮装で走るランナーたち。新宿、銀座、浅草などの街を走れる楽しさ。今回は運よく東京マラソンに出場できて、本当によかったと思います。アキレス腱を負傷した状態でもなんとか完走でき、いい体験ができました。伴走の上廣さんをはじめ、関係者の皆さんに感謝したいです。ぜひ、また東京マラソンに出場して、次は万全のコンディションで走れるよう、これからも走り続けていきたいと思います。
 今後は、なんといってもまず足を治すことが最優先。緩めに練習をしながら完治させて、4月のかすみがうらマラソン大会に出場できるよう間に合わせたいです。そのときは3時間00分ぐらいを狙っていきます!

フィニッシュタイム:2時間55分15秒
  • 滝澤 秀幸さん
  • 目標タイム:2時間59分59秒

サブスリーを誓った初マラソン。
感想はズバリ……

 ハッキリ言って、今までの人生で体力的に一番つらい経験でした! それまでは、大学在学中に経験した富士登山が一番つらかったのですが、ダントツで記録更新です。地獄は、30kmを過ぎてからです。肺はずっと苦しくて、それ以上に、脚が動かないんです。脚のバネがまったくない状態になってしまって、フォームも崩れ、脚を地面にバタッバタッとつけるようにしか走れなくなる。すると脚への衝撃が大きくなって疲労がどんどん溜まるという悪循環に陥りました。
 何度も歩こうと思ったのですが、「ここで歩いたら絶対に目標のサブスリー(3時間切り)は達成できない」と思い、もう意地になって、何とか手だけ動かしながらフィニッシュ。タイムは2時間55分。嬉しかった! でもフィニッシュ直後の感想は正直、「やっと終わった」でした(笑)。

モチベーションを保てたのは
決死の覚悟で挑んだ「半年間」というリミット。

 サブスリーの目標を立てたのは、東京マラソン開催の約半年前。その頃、体重は73kg。まず、夜19時以降は食事をしないといった食事制限を課しました。練習は、西田コーチからの練習メニューをもらう12月までは、週に3〜4日は朝4時半に起きて90分のランニングを行っていました。もちろんキツかったです。
 でも今まで自堕落的な生活を送って太ってしまった自分を戒め、「変わろう」と決意。結局58kgまで体重を落とせましたし、西田コーチにメニューをもらってからは体幹トレーニングをしたり練習をしたりと、効果的なプログラムをこなして成果を出せました。最初から半年限定の試練、そして最初で最後のフルマラソン。そう思ったからモチベーションを保てました。

過去に決別できた自分。
そして声援は、大会終了後の今でも……

 もうひとつ、歩かずに頑張れたのは、声援のおかげです。わざわざ地元の長野県から駆けつけてくれた友達や、職場の上司、そして家族。30km過ぎに「タッキー」「タキザワー」という声が聞こえて、体は重くなる一方なのに、心はどんどん軽くなるのがわかりました。きれいごとではなく、「声援がこんなにも力をもらえるんだ」と驚きました。終盤ペースが落ちたとき、伴走の松村さんに「ここで踏ん張らないとダラダラいっちゃうからしっかり」とハッパをかけてもらったのもよかったです。
 さらにありがたいことに、走り終わった今でも応援してくれている人がいます。もうフルマラソンはやめるつもりだったのに、「やめないで」「記録はまだ伸ばせる」と、非常に周囲の反響が大きく、今回のチャレンジプロジェクトに参加された田川さんも、「続けなよ」と言ってくれました。最初で最後と決めたから頑張れたのに、いま決心は揺らいでいます。ただ確かなのは、自分は“変われた”ということ。マラソンを通じて、練習はただストイックにやればいいのではなく、メリハリが必要なことや、応援や仲間の大切さを感じました。そしてこれは、仕事や、生き方そのものにも通じることだと思ったんです。自分自身を成長させてくれた周囲の皆さん、そしてこの東京マラソンに感謝したいですね

フィニッシュタイム:5時間56分23秒
  • 千葉 敬寿さん
  • 目標タイム:5時間59分59秒

心強い2人の伴走は、助さん・格さん!?
東京のコースを満喫できた、最高の旅路

 8年間、出走を夢見ていて、“フルマラソン人生の集大成の大会にしたい”と思っていた東京マラソン。無事に実現したから、それが最大の感激だね。完走できたし、いろいろ支えてもらったし、夢心地ですよ(笑)。覚えているのは、まず雷門。あの大きい提灯あるでしょ? 目の前で一礼して、「無事に完走できますように」ってお願いしたんです。そして「よし! 力もらったぞ」と思って右に曲がったら、大きな東京スカイツリー®が目の前にあるわけよ。すごいなーと思って、ケータイでパチパチ写真撮ったの。それがさ、ちゃんと保存できてなかったんだなぁ〜。本当に悔しかったです。伴走してくれた2人に撮ってもらえばよかった。でもね、頭の中には焼き付いていますよ。
 終盤の橋は、西田コーチも言ってたけど、ちょっとキツかった。上り下りが急で、特に下りが膝にくるのよ。膝が笑うとはこのことかと思いました。それで37、38kmくらいは少しペースが落ちてしまって、「このままだと目標タイムギリギリですね」って吉澤さんが言うから、「よし、最後頑張るぜ」って、40kmから少しペースを上げました。それにしても競歩のスペシャリストの吉澤さんと、箱根駅伝も走った原田さん。スゴイ人が2人も伴走についてくれたものだから、気楽で楽しかったですよ。給水所で水を率先して取ってくれたり、途中でストレッチしましょうと提案してくれたり、もう全部お任せしました。そうしたら最終的にはあまり疲れが残らなかったもん。本当頼もしかったですよ。

夢にまで見た東京マラソンの生の応援を体験。
「よかったなんてもんじゃなかった」

 沿道の応援も期待通り、いや、期待以上にすごかった。もう、よかったなんてもんじゃないね。沿道に寄ると、みんなハイタッチしてくれるでしょう? ああいうのが好きでね(笑)。つい調子に乗っちゃう。吉澤さんが「あんまりやると疲れません?」と言うから、「じゃあ、かわいい子だけにしよう」なんて冗談を言う余裕もありました。
 浅草から銀座まで、沿道であめ玉とかレモンとかを差し入れしてくれる人もいて、あれも嬉しかったですね。「よさこい踊り」もすごかったなぁ。10ヵ所くらいでやっていましたよ。太鼓とか笛で演奏して、立派に踊っててね。沿道の人で、見入っている人がいたくらい。「おーい、こっち応援してよ」なんて思いましたけどね(笑)。

今回のプロジェクトやマラソンで出会ったすべての人に感謝。
この喜び、達成感を支えに、これからも走る

 身近な人たちにも感謝しなきゃ。マラソンに興味のない女房は、3ヵ所くらいで応援してくれました。家族の声は力になったなぁ。横浜から応援に来てくれた友達夫婦と、昔私の娘と同じアパートに住んでいた娘の友達も応援に来てくれてね。嬉しかったです。やはり人とのつながり、絆は何より大事。
 今回のプロジェクトを通じて、西田ランニングくらぶや全労済の方、いろいろな出会いがありましたが、本当全員に感謝したいですね。マラソンを通じて出会うと、昔から付き合ってきた仲間のように思えるのはなぜなんでしょうね。もうフルマラソンは走らないけど、10kmマラソンやジョギングは続けて、命ある限り、マラソンの魅力をこれから出会う人に伝えていきたいです。
 とにかく集大成にふさわしい大会でした。もう何も言うことはないですけど、最後にひとつ。私はマラソンで何が楽しみかって、走ったあとのおいしい“一杯”なんだけど、今回一緒に東京を走った友達の渡邉さんと帰りに東京駅で飲んだ一杯は、特別おいしかったなぁ。ありがとう!!

フィニッシュタイム:4時間50分45秒
  • 西方 大作さん
  • 目標タイム:5時間00分00秒

東京マラソンのすごさを改めて実感。
声援をくれたすべての人に感謝したい

 日本を代表するこの大きな大会に参加が叶い、本当に感謝しています。スタート地点から3万人ものランナーたちが川のように流れていくのがすごかったですし、走っている間中、東京の景色をゆっくりゆっくり堪能できました。何よりも沿道の応援が他の大会とはけた違い。どこを走っていてもたくさんの方が「頑張れー」と声をかけてくださって、うれしかったですね。たぶん一人一人の応援の方が声をかけてくださるのは他の大会と同じなはずなんですが、その絶対量が違う。特に浅草の雷門のあたりの声援がすごかった。これが東京マラソンなんだなあ、と噛みしめながら走りました。
 それから、会社の仲間も愛知県から応援に来てくれたんですよ。35km地点で声をかけてくれて、これが本当に励みになりました。応援してくださった方全員に、心から感謝したいです。

西田コーチの支えもあって
スタートからフィニッシュまでずっと楽しめた

 実は、走る前からフィニッシュするまで、伴走してくれた西田コーチとずっとおしゃべりしていたんです。もちろん西田コーチからは「リラックスしましょう」とか「肩の力を抜いて」など、アドバイスもいただいていたんですが、ほとんどが世間話(笑)。それが本当に楽しくて、そのおかげでスタート前もリラックスできましたし、ランナーにとってひとつの関門である35km地点の壁もいつの間にかクリアすることができました。それだけ今回は余裕を持てたレースでしたね。
 一度だけ、佃大橋の坂で、西田さんからは「ゆっくり行きましょう」と声をかけられていたんですが、行けそうだったので、そのまま飛ばしてしまったんですね。そのせいで、上りきったところでちょっと脚がつりそうになってしまって。一度止まって、少しストレッチをして、その後は順調でしたね。情報交換会でいただいたアドバイスをもとにしっかり事前準備ができていたからか、レース後も疲労が少なくて、翌日も通常通りに出社できました。周りからも「いつもと全然変わらないじゃないですか!」と突っ込まれたくらいです。

笑ってフィニッシュすることで、勇気を与えたい。
骨髄バンク・ドナーの背中を押せたら

 今回は、おかげ様で純粋に楽しむことができた大会でした。今後は、タイムを伸ばしたいのはもちろんなのですが、私が走ることで、何かの役に立つことができたら……という想いもあります。骨髄バンクのボランティアの一員として、移植を経験された方に勇気をあげられたら。そして、これからドナーになろうとしている方に、「あなたたちが救えるかもしれない命は、こんな風に笑顔でフルマラソンを完走できるほど元気になるんだよ」ということを伝えられたらいいですね。
 次の目標は、個人的には、6月にエントリーしているトライアスロン。一旦体が休まったら、また準備をしていきたいと思っています。もちろん、東京マラソンも、機会があればぜひまた出場できたらいいなと思っています!

フィニッシュタイム:4時間05分23秒
  • 渡邉 仁さん
  • 目標タイム:4時間30分00秒

「もっと走りたい」、そう思わせてくれた
西田ランニングくらぶに、心から感謝

 まず第一の感想は、「最高に楽しかった」。どのくらいかというと、走り終わったとき、「あぁ、終わっちゃった」と、寂しかったほど(笑)。42.195kmがこんなに短く感じたのは初めてです。そう感じた理由は、伴走の大平さんの存在が大きかったです。「今度僕の地元に、富士宮焼きそばを食べにおいでよ」なんて世間話をしながら走りました。沿道で写真を撮ってくれている所や応援の声など、私は気づかなかないことが多かったのですが(笑)、彼女が教えてくれましてね。
 以前走った東京マラソンでは35km地点で脚が止まってしまったので、今回はリベンジしたくて、「絶対完走」「4時間30分を切る」という目標を掲げました。それも大平さんが1kmあたり6分を超えないように計ってくれていたので、安心して走れました。今大会に向けてしっかり準備できたのも、気持ち良く走れた理由のひとつ。ですからトレーニングメニューを考えてくれた西田コーチにも、本当に感謝しています。

笑った、泣いた、2回目の東京マラソン!
思わず気持ちが高ぶった「じぃじがんばれ」の声

 家族の応援も最高でした。10km地点では、千葉から駆けつけてくれた娘と6歳の孫娘が応援してくれたんですよ。「じぃじがんばれ!」という声が聞こえました。胸が熱くなりましたね。ただ、妻は応援に間に合わなかったそうなんです。7km地点でケータイに電話したら「皇居を見ていたときに通り過ぎちゃったみたい」って(笑)。
 でも一番感謝の気持ちを伝えたいのは、やはり妻ですね。よくマラソンの応援に来てくれるし、妻に応援してもらえると元気が出るんですよ。普段は照れくさくて、直接感謝の気持ちを伝えることはないです(だからちゃんと書いてね)。35kmくらいかな、月島のあたりで姪が応援に来てくれたのも嬉しかった。そのときちょうど苦しかったせいもあるんだけど、涙が出ました。今大会では、いつも一緒に走っている仲間の千葉さんがいることも心強かったです。東京マラソンは折り返しが何ヵ所かあるから、もしすれ違ったら絶対に声をかけたいと気にかけていたのですが、残念ながら会えませんでした。ただ、千葉さんが前に教えてくれた魔法の言葉、「絶対歩かない!」は、いつも心の中にありました。後半、ツラくなったとき、「絶対歩かない、絶対歩かないぞ!」と声に出すと、不思議と走れてしまうんです。
 目標を大幅に上回る4時間5分台でフィニッシュできたのは、そうやって周囲の皆さんに支えてもらえたからですね。

まだまだ若い者には負けん!?
生涯現役! じぃじは体が動く限り、走り続ける

 目標は、動けなくなるまで走り続けることです。3月と4月に1つずつ、10kmマラソンにエントリーしています。それが終わったら今度は9月に、100kmの自転車ロードレースに出場するつもり。12月はカンボジアのハーフマラソンに、旅行がてら出場しようと思っています。できることはやっておきたい。やはり「最後まで完走」しないとね!

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西田コーチのアフタートーク

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今回密着取材した6名のランナーのコーチとして、ご自分の豊富な経験からトレーニングやレース中の注意点など、心強い支えになってくれた西田コーチに東京マラソン2014の感想を伺います。

西田コーチ

 東京マラソンチャレンジプロジェクトを通じて、皆さんの目標タイムをもとに練習メニューを作成したり、一度ですが、一緒に練習させていただいたりしました。その後再会したとき、笑顔で「メニューが役に立ったよ」なんて言ってくださったことが、心から嬉しかったですね。
 ただし、やはりサポートの立場から「もっとこういうアドバイスができたな」とか、「練習も違うアプローチがあったのではないか」といった反省点がありますので、ぜひ次に活かしたいです。
 マラソンは生涯スポーツ。楽しみ方は人それぞれで、自己ベストを出すことだけがマラソンではないような気がしていて……。朝気持ち良く走ることが目的でもいいし、おいしいビールを飲むためでもいい(笑)。自分なりのゴールを設定してほしいと思います。
 そして今回は伴走もさせてもらって、たくさんの人たちが周りにいる中で走れたことが、僕にとっては新鮮でとてもいい経験になりました。何より驚いたのは、「フルマラソンを走る人って、こんなに多いんだな」ってこと。自分たちが大好きなマラソンを、こんなに多くの人と共有できているという気分、そして自分たちがやってきたことを認めてもらえたような気持ち、そんな思いを胸に走りました。
 僕は、骨髄移植を受けて見事復帰された西方さんの伴走だったのですが、「(走ることができて)幸せだなぁ」って何回もおっしゃっていたのが心に残っています。「そうだ、走れることは幸せなことなんだ」と改めて気づかせてもらいました。
 今回はサポート役でしたが、皆さんとの触れあいを通じて、本当に勉強させていただいたという気持ちが大きいです。ありがとうございました。

東京マラソン2014 コース紹介

豊富なレース経験を持つ西田ランニングくらぶ監修の東京マラソン2014攻略マップでご紹介。
レースの見所や距離に応じたポイントなど、マラソン未経験者にも興味を持ってご覧いただけます。
西田ランニングくらぶ監修の東京マラソン2014攻略マップのダウンロードはこちら

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西田ランニングくらぶ監修 東京マラソン2014 攻略マップ
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